「だんじょうざか」西側に吉井藩松平氏の屋敷があり、代々"弾正大粥(だいひつ)"に任ぜられることが多かったため名づけられた(坂の標識より)。 赤坂後用地と豊川稲荷の間を南に上り、赤坂警察署前交差点(青山通り)を越え、赤坂警察署の東側を山脇学園まで上る坂です。
「おくみざか」幕府御先手組(おさきてぐみ：戦時の先頭部隊で、常時は放火盗賊を取締る)の屋敷が南側にあったので坂名となった(坂の標識より)。泉ガーデンタワーから東に上りスウェーデン大使館まで。
「ゆきあいざか」双方から行合う道の坂であるため行合坂と呼んだと推定されるが、市兵衛町と飯倉町の間であるためか、さだかでない(坂の標識より)。 一番低い坂の中央部付近ら、東に下る落合坂があります。
明治２０年代に開かれた坂。名主の名がついた市兵衛町と松平三河守忠直邸のあった三河台町との間で両頭文字をとった。(坂の標識より)……なだれ坂の坂下付近から六本木通りを南西に上り、"六本木交差点"まで。
元々「幽霊坂」と呼ばれていたが、乃木大将が殉死された大正元年9月以降に解明されたようです。それ以前には 行合坂（ゆきあいざか） なだれ坂（なだれざか） 膝折坂（ひざおれざか） などとも呼ばれていました。
東京都立六本木高校の東端の角が坂下。ここから一方通行に沿って南西に上り、途中ほぼ90度に北西に折れて六本木高校と南山小学校の間を上る。その後、西北西に向きを変えて上る坂。…六本木高校が建つ地はかつて内田豊後守の屋敷があった場所であるためこの坂名がついた。
別名「芥坂」…坂の標識はありませんが、近くにある港区設置の案内板に「紺屋坂」と書かれてます。中国大使館の西側から西に50mほど下る急な坂です。坂下でＴ字にぶつかる道路は狭いので車は進入できません。
六本木通りの西麻布交差点から東北東に250メートルほど上る坂です。明治の初期この辺りは霞町と呼ばれており、この地を貫く道が作られたことから霞坂と呼ばれるようになった。ちなみに霞町の由来は現在六本木ヒルズの西側にある桜田神社、別名”霞山稲荷大明神”から。
坂下の東側にある専心寺(松宮山三葉院)に鷹狩りの際に立ち寄った徳川三代将軍家光が、境内の松を三葉松(さんようまつ)と名付けたことから寺の前の坂を三葉坂と呼ぶようになった。三葉の松はその葉の形状が仏具の三鈷に似ており、三鈷坂ともよばれたようです。
「てんじんざか」むかし坂の南側に菅原道真の祠があったために言う。 葭原が見えるので 葭見(よしみ)坂・吉見坂 ともいったという説もあるが北方の坂か。 (坂の標識より)……坂上、坂下に標識があります。
坂の標識はありませんが、近くにある港区設置の案内板には別名の「紺屋坂」と書かれてます。中国大使館の西側から西に50mほど下る急な坂です。坂下でＴ字にぶつかる道路は狭いので車は進入できません。
北条坂の坂下からさらに西に進むと鉄砲坂の標識があります。そこから西の外苑西通りまで下る坂です。坂名の由来は…「江戸時代、坂のがけ下に幕府の鉄砲練習場があったことからこの名がついた」(坂の標識より)
2003年に六本木ヒルズが開業しましたが、開発される前この辺りにはに「玄碩坂」という坂がありました。今は全く面影も痕跡もありません。案内板などには「六本木さくら坂」の表記もありますが、正式名称は「さくら坂」なので「六本木」は消してほしいです。
