大正14年(1925)4月に竣工。浮遊選鉱法で鉱石の選別を行い、大正15年には東平の比重選鉱場もここへ移し 東洋一の選鉱場となりました。別子銅山が閉山した後も輸入した鉱石を選鉱していましたが、2010年に85年間の選鉱場としての働きに幕を下ろしました。現在は建物は取り壊され、基礎の部分のみを見ることができます。
岩見交通バスが大田市駅と仁万駅から運行してます。まず岩見銀山世界遺産センターでお勉強→バスで大森まで→電動自転車で龍源寺間歩→銀山地区をゆっくりまわる→大森地区をまわる→大森代官所跡から仁万駅または大田市駅へと向かうのが王道かもしれません。銀山地区は緩やかながら坂が続くので大森バス停すぐの弥七さんの「電動」が絶対オススメです
ここと合わせて訪れたいスポットとして三川坑跡（土日祝日のみ一般公開）をあげておきます。昭和15年竣工のため、世界文化遺産「明治」産業遺産群ではありませんが、オススメです。昭和天皇も入坑されていて、戦前戦後の三池炭坑の最主力坑、日本最大の労働争議「三池争議」労働災害「炭塵爆発事故」の舞台です。つくりはは竪坑ではなく斜坑です。比較すると石炭産業の仕組みをよく理解できると思います。
別子銅山に次ぐ四国第二の規模を誇っていた佐々連鉱山は、1689年に発見され、銅、硫化鉄、金、銀、亜鉛、鉄、珪酸マグネシウムが採掘されていた。1960年頃にピークを迎え、その後金属価格の暴落により経営が悪化、1979年6月30日に閉山した。 現在も鉱排水処理施設が稼動し管理されている。現在は地面陥没などの恐れがあり構内立入禁止となっているが、フェンス外からも幾つかの産業遺産が確認出来る。
白滝鉱山（高知県土佐郡大川村）は、四国中央市富郷町折宇の山続きにあり、その鉱石は全て索道と呼ばれるケーブルにより、法皇山脈を越え三島港まで運んでいました。この索道遺構はその中継地点にあり、基礎も合わせて約68.8mあったそうです。今は基礎のみが残っています。索道は、鉱物以外にも日用雑貨や旅行者の荷物なども運んでいました。この支柱付近には索道駅「小比須（おごろす）駅」があったそうです。
1940年の竣工から閉山する1997年まで、後年の三井三池炭鉱を支えた最主力坑の一つであり、日本最大の労働争議『三池争議』、日本最大の労働災害『三川坑炭塵爆発事故』の舞台となった。閉山後長らく非公開だったが、2015年7月から毎週土・日・祝日に一般公開されている。
第四通洞から排出された毎分３ｔの坑水が、坑水路を通りここに流れてくる。ここでは、鉄くずとスギの葉を入れた槽を交互に設けて、銅イオン水（有毒）を鉄イオンに振り替えて、銅を回収すると共に石灰で中和して水を無害化。その水は再び鉱山鉄道の坑水路を通り、星越の選鉱所で水質チェックされた後、海に放流されているとのこと。閉山後の現在も水質管理の目的で稼動して いるそうです。
大正4年(1915)に貫通した延長4,596mの通洞。その後、第三通洞と第四通洞を結ぶ立坑「大立坑」から向こうが更に掘り進められ、1942年には全長約10,000mの大通洞になった。昭和48年(1972)の別子銅山休山までの間、鉱石輸送の大動脈として活用された最後の水平坑道です。坑口部の幅は3.7m・高さは2.71mで、見上げれば坑口部の上に守護神大山祇神が祀られている。
2010年に住友共同電力から新居浜市に寄贈された。建屋内には1912年稼働開始当時のドイツ製発電機が現存（2号機のみ）している。2018年12月からは、景観を出来るだけ損なわない形で、約3年かけて耐震補強工事が行われている。耐震工事の工費は、6億9,336万円。工事後は、見学用の周辺整備に取りかかる。一般公開の時期は未定。国の登録有形文化財。
マイントピア別子東平ゾーンにある別子銅山の代表的な産業遺産。鉱石を端出場へと運ぶまでの間、貯蔵されていた場所。重厚な石造りの貯鉱庫跡を見上げるとその高さに圧倒されます。映画「船を降りたら彼女の島」ロケ地です。
東平一番奥の臨時駐車場から渓谷遊歩道を徒歩10分で着きます。2階への階段は一部踏み板が破損している所があります。それ以外の場所も老朽化が進んでいると思われます。注意しながらゆっくり歩いて下さい。
柵原鉱山の歴史と文化が楽しく学べる施設です。鉱山資料館では、坑道内部の採掘現場や、鉱山町の暮らしぶりを再現。公園内には、片上鉄道の吉ヶ原駅が当時の姿で残されていて、毎月第１日曜日に車両の展示運転を行っています。
入場料1,000円、ガイド料1,000円ですが、是非ガイドをつけることをおすすめします。人形を見るだけではわからない鉱山の歴史から現代に繋がる話が聞けます。坑内のシュリンケージ採掘跡は圧巻で貴重な観光坑道として残されています。
日立を工業都市として発展させた、近代産業歴史に名を残す日立鉱山の記念館。前身である赤沢鉱山は16世紀から記録が残っており、1905年に久原房之助氏が経営に乗り出してから1981年の閉山まで約44万tもの銅を産出、日本有数の銅鉱山となった日立鉱山の歴史が学べます！ 【茨城県北ジオパーク】 続きを読む
ここはかつて、茨城北部から福島南東部に広がる常磐炭田の一部でした。石炭が主流だった時代、このあたりは首都圏に最も近い大規模炭田として日本の発展を支えてきました。市内のいたる場所でその名残が見られますが、ここにあるのは元石炭積込場の貯炭場跡です。コンクリート製の四角い建築物がとても印象的です。 【茨城県北ジオパーク】 続きを読む
どの会社で向かうかを問わず、右側に座るのが吉。見所は右側に多い。世界遺産になったことで改修工事を進めてもらうことは可能なのだろうか。その結果、全面解禁になる日は何年後になるのかはたまた実現しないのか。このtipを何年後かに見返したときに、その答えが分かる。
【国指定重要文化財】明治38年(1905)の建設。かつて鉱産額で全国一位にまでのぼりつめた小坂鉱山のシンボル的な建物です。玄関ホールの美しい曲線をもつ螺旋階段や、繊細な意匠のバルコニーなどは必見です。
どの鉱山でもそうですが、その時代時代の欲が渦巻き、管理する人、最下層の掘る人達がいていろいろな技術工夫が発展していった模様です。露天掘りといっても人力で掘っていた現場があるのが興味ある事でした。
山根精錬所の名残であるこの煙突はイギリス積煉瓦造りで、高さ約20m。別子鉱山における事業発展の歴史を示す地域のランドマークとなっている。すぐそばの地面には「煙突頂上部断面」があり、開口部は92cm×92cm。レンガの厚さは45cm。
車の運転に自信がない、特にバックが苦手という方は、 マイントピア別子（端出場ゾーン）でマイクロバスに乗る方が良いです。ガイド付きで１２００円。出発時刻は要確認です。
